1年間いろいろな経験をさせてもらったなぁと、写真を振り返っていました。もう何年もやってるような錯覚を覚えます。実行委員一同その言葉の通り「駆け抜けて」きた1年でした。
【絵本が見えないつながりを作って1年後に戻ってきてくれる】
新型コロナウィルスによる緊急事態宣言という、人と人が分断された状況があったから生まれたと言っても過言ではない「まちだ旅する絵本」ですが、絵本を手渡しで旅させるには厳しい状況…。私たちはみなさんが無理することなく負担に感じることなく、旅を楽しんでゆっくりでいいんですと、機会があるとメッセージし続けました。中には郵送で旅を繋いでくださる方もいて、お気持ちがとても嬉しかったです。
【旅の発着所の誕生】
なかなか時間が合わないママ友同士で連絡を取り合って、「図書館の箱に何時に入れるから数分後に受け取ってね〜」という作戦を実行してうまくいったと、お話し聞かせてくれたこともありました。その数分の隙間に他の人が持っていくかもしれないハラハラを味わったと😄さっと渡せないって考えるとちょっとやっかいな気持ちになるかもしれませんが、こんなふうに楽しんでくれたってお話しを聞くと、嬉しくなる私たちでした。
2021年になってからは、度重なる緊急事態宣言でイベントができなくて、なかなか皆さんとリアルにお会いすることができなくなってしまいましたが、1月に募集した絵本の旅を始めてくださるサポーターさんや、各発着所、個人ではじまりさんになってくださった方々、絵本を寄付してくださった方々や企業様、多くの皆さんのご協力で1000冊旅立たせることができました。改めて感謝いたします。
【まちだ旅する絵本のこれから】
本来なら2021年8月に「旅から帰ってきた絵本展」を開催したかったのですが、12月に延期することにしました。そして、絵本を旅立たせることは変わらずコツコツと続ける一方で、現在、他団体さまとアイディアを出し合って、「絵本でつながる、絵本を届ける、絵本を楽しむ」で町に小さな笑顔が広がる、そんな試みを模索中です。皆さんと集まれる状況が整えばイベントも再開します。みなさんにお知らせできる日が、とても楽しみです♪
【実行委員の想い】
私たちは各々仕事をもっています。この活動の可能性や魅力がボランティアとして時間を割くに値するものということは、言うに及ばずですが、この1年間「手が足りな〜い」と思うことがしばしばありました。継続していく難しさも実感し、人手不足や資金繰りの面はクリアしていかなければならない課題です。
でも、そんな思いを払拭して私たちの気持ちを後押ししてくれるかのように、絵本と人が思いがけず出会い、そこにストーリーが生まれたことを知ったり、12人の旅を終えて帰ってきた絵本をはじまりの人と喜び合って、思わず涙してしまったり、まとまった数の旅立ちのセットをご購入いただき…何よりそれが子育て支援に役立つご縁だったりして…
活動をしていればいろいろなことがありますが、これだけ魅力的でワクワクする活動に関われて、私たちがワハハ!と笑いながらやってきた時間の方が遥かに多いことは、実行委員の近くにいる方には周知のことです👍これからも、皆さんと一緒に楽しみたいと思います。あっぷあっぷしてくる前に「手伝ってくださ〜い」とお願いします。どうぞ2年目も繋がっていただけたら幸いです✨
【協賛企業さま 協力団体さま 関係者のみなさま】
まちだ旅する絵本を支えてくださって、ありがとうございました。2年目もどうぞよろしくお願いいたします。